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現場レポート No.2092023年 秋季号

ご施主様・近隣の皆様・協力会社の方々、大変お世話になっております。
現在、工事進行中現場の担当者より、皆様にご挨拶致します。

医療法人 東陽会 東病院増築・改築工事

 熊本市南区の東病院様で3階建ての増築・改修工事を行っております。
 建物としては1階が駐車場、2・3階は合わせて13床の病室になっております。
 既存棟の隣での工事となりますので、施主様はじめ近隣の方々に配慮しながら、竣工まで事故・災害のないように頑張ります。

担当 松永 和典、森園 敦基

金森医院移転新築工事

 宇土市築籠ついごめ町にて、鉄骨造3階建ての病院を新築しています。
1階は診療室、2階は病室、3階は機能訓練室や職員用施設が主なフロア構成となっています。
 敷地のすぐ北側をJR 三角線が通っているため、クレーン等の使用が一部制限されています。また、飛散・風散物が線路に飛ばないようにより一層対策を講じなければならないと思っております。
 来年3月の竣工まで無事故無災害で頑張ります。

担当 筑後 竜太、坂﨑 麻友、岩永 一朗

S様邸新築工事

 熊本市中央区坪井にてRC 造2階建て住宅を新築中です。
 施主、設計ともにこだわりのコンクリート打放しがメインの建物となっております。
 住宅地のため、近隣の方々への配慮を行いながら、無事故無災害での竣工を目指します。

担当 黒田 仁之

令和5年度 立野ダム周辺整備その他工事

 立野ダム本体の両サイドを公園化する工事です。
 本体工事は、着工開始から5年の歳月を経て堤体のコンクリート工事が終了し、試験湛水に向けて大詰めを迎えています。年明けには竣工式を控えており、今は仕上げ作業が急ピッチで進んでいるところです。
 風光明媚の阿蘇の雰囲気を満喫しながら無事故無災害で竣工出来ますように進めて行きます。

担当 釘野 浩彰、山本 正文、坂本 純一、松永 謙蔵

現場散策!南阿蘇村

 今回は、弊社にて立野ダム周辺整備工事中の南阿蘇村におじゃましました。
 この地域は私にとって思い出深い土地で、高校時代に山岳部で春夏秋冬歩き回ったところです。当時は熊本からSL の定期便であり、立野のスイッチバックを煙すすを吐きながら登っていた時代でした。
入部後最初に登った山は俵山で、立野駅で降り七曲りの急坂を草をかき分け登った記憶があります(とてもきつい思いをしました)。白川水源も観光化されておらず、神社の敷地にテントを張ってキャンプした記憶があります。この時飲んだ水が人生で一番おいしかったと今も思っています。
 高岳や根子岳もよく登りました。当時、鍋の平キャンプ場はトイレこそありましたが、水場に至っては放牧中の牛との共用でした。
 震災にて甚大な被害を受けた南阿蘇村ですが、俵山トンネルルートや国道57号線の開通、新阿蘇大橋の開通など交通インフラは着実に復旧し、令和5年7月15日には、待望の南阿蘇鉄道が全線で運行を再開しました。
 立野ダムの建設は1969年(昭和44年)から予備調査を始め、1983年(昭和58年)建設事業着手、数々の調整事項対応、2016年の地震後も「建設に支障はない」との検証から2018年(平成30年)に工事着手、2023年(令和5年)に完工の予定です。
 半世紀を経て、阿蘇の風景がこれほど変わる(変えられる)現実と向き合っている現状ですが、人はどう抗っても自然の前には無力であるとの考えは変わらないものと思います。
 気候も温暖化し、自然災害も経験値のない規模になっております。本当に子孫に残すべきものは何なのでしょうか?

(宮﨑 政通 記)